被相続人の家はどのように相続すればいいの?

Q、被相続人が一人暮らしをしていた家が残っています。相続人はそれぞれ家を持っているのでそのまま相続して住むことはできません。この家はどうすればよいのでしょうか?

私たちは今回の相続において相続人が被相続人の子供である私たち兄弟3人だけとなります。
それぞれに持ち家があり、被相続人の生前生活をしていた家そのものが残ってしまい、どうすれば良いのかと悩んでいます。
誰かがこの家で生活することがあれば良いのですが、需要そのものがないため処分しなくてはなりません。
しかし、被相続人の思い出などもあるため簡単に手放してしまうのもよくないと思いながらとても悩んでいます。

例えばこの家を売ったりするのではなく、私たちが相続人となって相続した後、誰かに貸し出すなどということもできるのでしょうか?
それとも、貸したりすることはできないため、相続するのであれば何らかの形で税金などを払いながら、この家を維持していくしか方法はありませんでしょうか?
ここで生活するのであれば相続人の私たちを含め被相続人の親族などでなければいけませんか?

また、どうしても生活ができない場合には、家を取り壊して現金に変えるといった方法しかないのでしょうか?
できるだけ家そのものは残す方向として考えていきたいのですが、どんな方法が一番良いのでしょうか?

A、とても複数の選択肢があります。

上記のような場合、まずは家そのものを残したいと言った気持ちが強いようですので、その方向で考えていくと相続人の誰か1人が代表で相続登記をする方法と相続人の全員で共同財産として相続登記をする方法があります。
これはどちらの方法であっても特に決まりはありませんので相続人同士の中で決めると良いでしょう。
どちらの場合であっても相続した後のこの家を貸し出すという事も可能になっています。

相続登記などの手続きが終了し、相続税の納付が全て終わればその後は不動産業者などを仲介して賃貸住宅として扱うことができます。
あくまでも被相続人が残してくれた住宅を一度相続人が登記する必要がありますので、この手続きだけは早めに済ませた方が良いでしょう。
また家を取り壊すと言う場合であっても、まずは上記と同じように相続人の誰か1人もしくは全員が相続登記をしなければなりません。
その上で取り壊しを行いますが、取り壊しを行い単純に解体費用がかかってしまうことを考えると、土地そのものはさほど広くなければ上物として残っている家を壊すのではなく、そのままの状態で売りに出す、もしくは賃貸住宅として貸し出す方が利益になるといえます。
特に貸し出す場合には相続をした段階で相続税の対象になっている際には相続税を支払わなくてはなりませんが、その後については賃貸物件としての収入を得ることができますので、ここでの収入を相続人が毎月分割するといった方法もあるでしょう。

どうしても土地だけを売りたいという場合には家を取り壊さなくてはなりませんが、家そのものを残す方向で考えたいのであれば、売ることも貸す事も可能になっています。
ただし相続登記については分からないことがたくさんありますので、自分たちで悩みながら進めるよりも司法書士の先生にお願いした方が良いでしょう。
また、相続税については、住宅や土地の価格なども計算しなければなりませんので、こうした部分で税理士の先生にお願いするのがお勧めとなります。

わからないことをわからないまま進めても、さらにわからないことが出てきてしまうので、専門的な知識を持つ人にどんどん協力を求めるようにしましょう。”

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